北野武監督（６５）の最新作「アウトレイジ ビヨンド」（１０月６日公開）のジャパンプレミアが１８日、東京・内幸町のイイノホールで行われ、西田敏行（６４）、三浦友和（６０）ら豪華キャストが勢ぞろいした北野監督は日本での初披露に感激の笑顔で、「全員、主役を張れる役者さんをそろえたのでギャラが相当かかったみなさんが友達を誘えば赤字が解消される」と観客に“お願い”した
ダークスーツ＆どや顔で一列に並んだ豪華キャスト１２人は、劇中同様、抗争を繰り返すヤクザの迫力に満ちていた
北野映画の最新作「－ビヨンド」の日本初披露に立ち会った観客は割れんばかりの大拍手８日に閉幕したベネチア国際映画祭のコンペティション部門に同作で参加し、惜しくも受賞を逃した北野監督だが、「時代の流れで暴力映画で金獅子賞は取れないだろうから、名誉だけもらおうと行ってきたベネチアのファンは、すごい喜んでくれた」と笑顔で報告した
前作「アウトレイジ」の続編となる「－ビヨンド」を撮影した理由について「１でカンヌ国際映画祭に行った時は賛否両論で、暴力シーンの話ばかりになって腹立たしかったので、２を撮った」とたけし節で笑わせた
一方、ヤクザ映画の新たな潮流を示した同作について、「高倉健さんの任侠映画の流れで、深作欣二監督の『仁義なき戦い』シリーズがあり、その後に続いた『アウトレイジ』は新しい時代のひとつの（ヤクザ映画の）エピソードを撮れたと思う」と胸を張った
また、北野監督が「全員、主役を張れる人たちでギャラがかかった」と苦笑した豪華俳優たちは、あいさつで存分に個性を発揮特に関西のヤクザを演じた西田は「えー、関西、花菱会の若頭の…」とドスを利かせた声で観客を圧倒すると思いきや、「ハマちゃんで～す！」と映画「釣りバカ日誌」シリーズで演じた役名でオチを付け、観客と北野監督の爆笑を誘っていた北野武監督（６５）の最新作「アウトレイジ ビヨンド」（１０月６日公開）のジャパンプレミアが１８日、都内で行われた
西田敏行（６４）三浦友和（６０）ら男性出演者ばかり１２人が登壇北野監督は「全員が主役になれる人ばっかりでギャラが大変だった」と笑わせた
ベネチア国際映画祭にも出品され、「やたらうけてました」と公式上映を振り返り、「高倉健さんの任侠シリーズ、仁義なき戦いシリーズがヤクザ映画の歴史を築いてきたように、この後はアウトレイジが一つの時代をつくると思う」と自信を見せた
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